【吹奏楽】2022、2021コンクール課題曲比較!作曲者の名前や読み方・ソロパートも!
夏といえば、吹奏楽コンクールが行われる時期ですね。
本日は吹奏楽コンクールにおける課題曲についての基本的なことや、昨年と今年度の曲の比較、作曲者などのご紹介をしていきます。
はじめに
まずは紹介の前に、基本的な事項についても説明していきます。
◇課題曲がある部門は?
課題曲が義務付けられているのは、全国大会まで繋がるA部のみとなっております。
◇2020年度の全日本吹奏楽コンクールは中止となり、
同じ課題曲を2021年度でも用いています。
◆課題曲1番
2022
「やまがたふぁんたじい〜吹奏楽のための〜」杉浦邦弘
2021「トイズパレード」平山雄一
杉浦邦弘(すぎうらくにひろ)さんは、武蔵野音楽大学卒の作編曲家・打楽器奏者です。
平山雄一(ひらやまゆういち)さんは、鹿児島県生まれの作曲家です。
トイズパレードはクラリネットのメロディーを筆頭に愉快な曲でしたが、
やまがたふぁんたじぃは、しっとりとフルートソロから
始まります。オーボエの滑らかな音色も楽しめます。
トイズパレードは途中でテンポを落とす、
珍しいマーチでしたね。とても遊び心があります。
◆課題曲2番
2022「ブルー・スプリング」鈴木雅史
2021「龍潭譚」佐藤信人
佐藤信人(さとうのぶひと)さんは、埼玉県出身の作曲家です。
鈴木雅史(すずきまさふみ)さんは、北海道生まれの方です。日本全国の学校で、吹奏楽の指導も行っているようです。
ブルー・スプリングは爽やかなマーチです。
個人的に第一印象では、全体的に2018年度の課題曲「エイブリル・リール」に似ていると感じました。
◆課題曲3番
2022「ジェネシス」鈴木英史
2021「僕らのインベンション」宮川彬良
鈴木英史(すずきえいじ)さんは、東京都出身の作曲家・編曲家です。ビゼーの「カルメン・ファンタジー」チャイコフスキーの「白鳥の湖」など有名曲の編曲を多数行っています。
宮川彬良(みやがわあきら)さんは、東京都出身の作編曲家・ピアニストです。NHK Eテレで放送されていた「ゆうがたクインテット」に出演していたこともあり、一般的な知名度も高いのではないでしょうか。
◆課題曲4番
2022「サーカスハットマーチ」奥本伴在
2021「吹奏楽のための「エールマーチ」」宮下秀樹
宮下秀樹(みやしたひでき)さんは、新潟県生まれの作曲家です。
サーカスハットマーチは、
出だしの、言葉にすると濁点がついていそうなギラギラした音が格好良いですね。
エールマーチは、王道のマーチといった曲調です。
題名なエールと入っているだけあり、
音の並びが優しいメインメロディーが特徴です。
とにかく美しいTorioにも注目ポイントです。
音が上がってゆく場面が多くの元気づけられますね。
◆課題曲5番
2022「憂いの記憶〜吹奏楽のための」前川保
2021
「吹奏楽のための「幻想曲」-アルノルト・シェーンベルク讃」
尾形凛斗
前川保(まえかわたもつ)さんは、京都府出身の作曲家です。
緒方凛斗(おがたりんと)さんは、徳島県生まれの作曲家です。現在20代の比較的若い作曲家さんです。
憂いの記憶は、アルトサックスソロで始まり、
フルートやオーボエなどが点から線をつくり、
次第に全員の音が絡みあい面となって押し寄せてくる
迫力があります。
お気に入りの課題曲はございましたか?
今後もどのような名曲に出会えるか楽しみですね。
ご覧頂きありがとうございました!